【タイトル】
令和7年度 校長挨拶「誰もが幸せな学校~対話を通して~」【本文】
私は、昨年度に引き続き、東大和市立第七小学校の校長を務める 吉村 浩(よしむら ひろし)です。本校3年目となります。今年度も保護者の皆様、 地域の皆様と協働しながら、全ての子供たちのため に、精一杯努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、今年度は、新1年生62人を迎え、全校合 計371人の児童と、56人の教職員という体制でスタートしました。学校としては、創立55年目を迎え、2年後の令和9年4月には、第九小学校との新校統合が予定されています。本校の教育目標及び目指す学校像は次のとおりです。 <教育目標> ◎話し合いのできる子ども(重点目標) 〇友達と遊べる子ども 〇学ぶ喜びを知る子ども 今年度は教育目標の重点を「話し合いのできる子ども」とし、各教科等の授業では、考えを広げ 深める対話的な学習の充実に努め、子供たちが自 他の可能性を引き出しながら、ウェルビーイングを高めていくことを目指します。 また、開校55周年の年でもあり、学校行事等 の計画に、子供たちが参画できる機会を増やしていきたいと考えています。 そして、この教育目標を具現化するための目指す学校像を4つ考えました。 <目指す学校像> 〇全ての子供が可能性を引き出しながら学ぶ学校 〇保護者との交流に努め、協力や信頼を築く学校 〇地域と連携し、地域社会で子供が育つ学校 〇教職員が、互いに豊かさを見出し協働する学校 このような学校像となるべく、今年度のスローガンを「誰もが幸せな学校~対話を通して~」とし、学校に係る全ての人々のウェルビーイングの向上を図り、全ての子供たちのために協働する学校を目指します。 ここで皆様と理解を共にしておきたいことは、なぜ、「対話」の概念に立って教育活動を展開するのかということです。それは、「一人では学ぶことが できない学びを、自分のものにする」ためです。 例えば、私たちは、本を読み大切な場所に線を引くことがありますが、一人一人がもつ経験や大切にしていること等が違うため、同じ本を読んでも、線を引く箇所が違う場合があります。 それを、互いに、なぜそこが大切だと思ったのかと、対話を通して学ぶことができれば、自分の線を引いてなかった箇所にある学びも自分のものにすることができると思うのです。このように対話により、誰の意見や考えも「自分ごと化」することで、未だ気付いていないことを発見し合うことができ、児童同士が学びを深めたり、教職員と保護者・地域の皆様が協働したりして目指す学校像を実現できないかと考えました。 最後に、本校は東大和市全校コミュニティ・スク ール(CS)構想のもと、第九小、第五中と共に、第五中学校区グループ「IMO-ZO」を形成し、定期的な運営委員会を開催して、地域の皆様からの 貴重なご意見を教育活動に反映しようと努めています。今後とも更なる教育資源の開発等を進めるために、ご協力いただければ幸いです。 今年度も皆様がチーム七小、チームIMO-ZO のお一人として、教職員と共に全ての子供たちを温 かく見守り、「誰もが幸せな学校」の実現に向けて支えていただきたくお願い申し上げます。【添付ファイル】
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